「一緒に縁日に行ってくれない?」


少し照れた顔をされて
頭をクシャッとかいた


「わ…私でよろしければ…ご一緒させてもらいますよ?」


「椿がいいんだ」


また綺麗なお顔で笑顔

庶民には眩しすぎる



「でも、なぜ縁日に行きたいのですか?」


「俺、縁日とか…
城下にあんまり行けないんだ…」



若殿様も大変そうです…