「お呼びでございますか?」


うすら目を開けて眩しそうなお顔

そのお顔すらお綺麗で…

「椿―…
ここ座りな」



私は和成様の隣に座った


「あのね、椿
お願いがあるんだ!」


「な、何でしょうか?」


「うん……

耳かして」


小さめの声でおっしゃる


私は和成様に耳を傾けた