私はキョトンとした顔でガルル君を見つめ返す。
「ついてくるの?」
「うん。何かあったら、俺、サユミ守る」
…何だか笑ってしまう。
こう見えても私は騎士部の顧問を務めるほどの剣の腕だ。
転校初日に、暴れるガルル君に一撃を加えた事から、その実力は彼も知っているだろう。
私は天空宮学園大学部を卒業する際、生徒の中で唯一『竜殺し(ドラゴンスレイヤー)』の称号を与えられている。
大学部剣術科の卒業試験は、竜種の頭角を入手してくる事なのだけど、その頭角を、成長した成竜から、しかも半日以内に入手できた生徒にのみ与えられる称号、それが『竜殺し』。
それだけの実力があれば、竜種を仕留める事も可能だろうという意味を込めて与えられる称号だった。
「ついてくるの?」
「うん。何かあったら、俺、サユミ守る」
…何だか笑ってしまう。
こう見えても私は騎士部の顧問を務めるほどの剣の腕だ。
転校初日に、暴れるガルル君に一撃を加えた事から、その実力は彼も知っているだろう。
私は天空宮学園大学部を卒業する際、生徒の中で唯一『竜殺し(ドラゴンスレイヤー)』の称号を与えられている。
大学部剣術科の卒業試験は、竜種の頭角を入手してくる事なのだけど、その頭角を、成長した成竜から、しかも半日以内に入手できた生徒にのみ与えられる称号、それが『竜殺し』。
それだけの実力があれば、竜種を仕留める事も可能だろうという意味を込めて与えられる称号だった。