『礼儀と尊敬がついてくるかは技量次第』

数日前にクラリエ先生が言っていた事を思い出す。

私は今まで、生徒達の『友人』ではあっても、『先生』ではなかったのかもしれない。

肩書きこそ教師だけど、あくまでも肩書きだけ。

実力が伴っていなかったのだ。

しかし、ガルル君が転校してきて以降の私の努力する姿を見て、生徒達はようやく、私を『先生』と呼ぶに相応しいと認めてくれたのだ。

命懸けで天空険道に乗り込んで、ラビさんを救い出した私を、やっと一人前の天空宮学園教師として認めてくれたのだ。