『あたし、素っ気ないよね…ごめん』 あぁ、とでも言うかのような顔をしてポンっと手を打つ。 「いいよ、別に。だって…みーは俺のこと大好きなんでしょ?」 また、この人は。何言っちゃってんの? しかも何、そうやすやすと恥ずかしい言葉が出てくるわけ? 有り得ないんだから。 ――――でも、 頷かずには居られないあたし。 コクンッ―――