「なぁ、海斗。入学式の時のこと覚えてっか?」

「へ?まぁ覚えてるけど?」

俺の突然の言葉に困惑しながら答える海斗。

「なんかさぁ。俺、さいきんあの子のことが気になってしかたないんだよ。」

「おう。俺もだ!先輩にぶつかっといてなんだあの態度は!今度あったら・・・。」

「違っ!そーじゃなくて・・・」

「はぁ!?」

さらに眉間にしわを寄せながら屋上のドアを開ける海斗。

「「あっ!」」