「おえ
何コレまっず」


あからさまに
嫌な顔をした森村に
反抗しようと席を立つ。



今ならあたしのが
目線高い

思わず森村の唇を
凝視してしまう。





さっきコイツに
キスされたんだった。

顔を赤らめたあたしに
気づいたのか
森村は唇の片端をあげて
不敵な笑みを作る。



そして
ゆっくり腰を上げ、
あたしの顔に
近づいてきた。