私の首元にはネックレスがあって


ハートの中に“A”と刻まれていた。






うれしくて、せっかく止まった涙が

また零れ落ちそうになる。







「俺の名前。

誰も男近づかせんなよ。

俺もお前以外、ありえないから・・・」





笑いながら自分のネックレスを私に見せる。


歩のネックレスには“M”の文字・・・