「まじでどぉしたん~~??」

そんな麻美の声もおかまいなしに地下にある凌也の店を出ても尚、スタスタ歩きだした。


なんで凌也にはばれるんやろ・・・

いつだって、お互い干渉なんかしないくせに、うちの全てを見据えてる目。

はぁぁぁ~~~
うちは深くため息をついた。


「もぉ!!!しょうこ!!!」

麻美の声にはっとする。


『・・・ごめん。飛んでた。』

苦笑いのうちに納得いかない様子の麻美やけど

「早く下界に降りといでぇ~~」

こんな麻美が大好き。


『人間界は空気が悪くて。』


うちの言葉に麻美は笑う。

「祥子ってさ~いっつも冷めてんのに、こ~ゆ~時はノってくるやんな♪」

『』