『これで…よしっ…と』




『奏!かけたか~?』



「うん!書けたよっ♪」



『じゃあそろそろ教室帰るか♪』









『なあ奏、お前なんて書いたんだ?』





「秘密だって!」





『教えないと…こちょこちょの刑だぞ~!』




「あははっ、も、わかったからタイム!」





笑いすぎて涙目になっている奏を見つめて笑う鳴偉。




『なんて書いたんだよっ?』






「…耳…貸して…//」







"雨宮鳴偉とずっと一緒にいられますように"









「あれ、あんたらこんな廊下の真ん中に座り込んでなにしてんの…って、雨宮?どしたのその顔」







『ナツメちゃん…う…い、いや…奏が…』




「奏?奏、なんかしたの?」




「なっなにもっ」





『…奏~!可愛い~♪だいすきっ奏だいすきだー!』





珍しく真っ赤な顔をした鳴偉が
照れすぎて泣いている奏を抱き締めて大声で告白したため
いままでも注目を浴びていた二人を 更に有名にさせた。







「はっ、あんたらほんとバカップル(笑)」





「な、なる~(泣)」





『かなでっ♪』