頭を摩りながらショウゴと話すサヤカからショウゴの方へ視線を向けると・・一緒に教室へ入って来ただろう、リン君にロウ君が席に着こうとしていた。

昔からの知り合いだった二人とはショウゴもケイゴも直ぐに仲良くなって、よく一緒にいたりする・・・四天王として3人同時に狙われる事も・・・


「ケイゴは男とデート・・・俺らは目覚ましにひと暴れ・・・!」

「ふ~ん・・・ところでさ、東中のトップって何時来るの・・・?」



何気ない・・・本当になんとなく言ったサヤカの一言・・・

だけど今までザワついていた教室内が一瞬で凍りついた・・・

教師の声しか響かない状況・・・

きっと進学校では当たり前なんだろうけど・・・ワルガクでは有り得ない空気がここにある・・・


「聞いちゃ不味かった・・・?」

その空気を割って入るのもやっぱりサヤカで・・・

でもみんなが知りたかったのも本心だと思うし・・・



四天王 最後の一人 オオツカセツナ

この一ヶ月 姿を見せない彼・・・ウワサばかりが広まって、それぞれの中のはいろんなオオツカセツナが出来上がってる・・・