ただ毎日が楽しくもなく過ぎてゆく

学校へ来て誰も聞かなくても淡々と授業を進める教師・・・時間に関係なく鳴り響く携帯電話に話し声・・・殴り合いに悲鳴・・・

ただ過ぎてゆく時間・・・

3時間目も始まって間もなく、前の席のサヤカが不振り向きニヤけた表情に嫌な予感・・・


「ツバキちゃん!昨日の呼び出しは・・・こ・く・は・く?3組のイケメン田中でしょ?いい男じゃん!!付き合うの?」


入学してから一ヶ月

喧嘩に、告白・・・昨日で7回目になる呼び出しは、校庭の隅で田中と名乗るチャラ男の告白

「軽そうな男だし・・・断ったよ・・・」

恋バナに花を咲かせるつもりだったサヤカは、意気消沈・・・そのまま私の机に項垂れた


バコッ


「痛い~//」


「あれ?サヤカ、悪い・・見えなんだわ」


そんなサヤカの頭に登校してきたばかりのショウゴの鞄がヒット・・・イヤイヤ無理とでしょ!?


「ふざけんな!遅刻魔ショウゴが・・・ってケイゴは? 四天王で仲良く登校??」