勉強、勉強、みんなそればかり。
勉強、だなんて、そんなに大切な訳?

勉強が出来ない私は、いつもみんなから置いてきぼり。

いじめられている訳ではない。

けなされている訳でもない。

だけど、私はいつも"教室"というものに違和感を感じた。

友達。

それは、1人にならないためのもの。

自分の失敗をごまかす時に使うもの。

ただ、真実を濁しているもの。


…私はずっとそう思っていた。

君に会うまでは。

君は違ったんだ。

私に"友達"を教えてくれた。

いや、教え合ったんだ。

ねえ、そうだよね、ゆみ。