お母さんの励ましにも私は、「うん。そうだね」と、力なく答えるしかできなかった。
ー コンコン ー
「はぁーい?」
「比奈?入っていい?」
「大輔?いいよー?」
私が、言葉を言い終わらないうちに入ってきた。
私がよんだの。
「お母さん、ちょっとトイレ行って来るわ」
「うん」
あとで辛くなる前に・・・。
「大輔。私、大輔のこと・・・好きで・・・いるのつかれちゃった・・・」
「いろいろあったし・・・迷惑かけたあとで悪いけど・・・私・・・大輔と・・・・・・付き合えないよ・・・」
言っちゃった・・・。
「は?比奈?何言ってんの?本気?」
「ほんき・・・だよ?」
「なんで?俺のどこがいけなかった?」
「大輔は、悪くないよ?私が・・・大輔を好きで・・・いるのが・・・嫌に・・・なったの。」