「はっ・・・?」












ほんとは、ずっとそばにいてほしい。












そばで、抱き締めててほしい。












けど、怖いんだよ・・・。












いつか、自分が、大輔の目の前から消えてしまうことが・・・。












大輔が・・・かわいそうだよ











大切な人を失う・・・。












それがどんなにつらいことか・・・












知ってるから。












「ごめんね?振り回しちゃって。」












大輔が、傷つくくらいならもう、消えてしまうあたしが、傷ついた方がいいよ・・・。












「・・・」












「話は、それだけだから・・・。呼び出してごめん」












これでいいんだよ・・・ね。











「私、着替えるから、帰って?」












「・・・」












「わるいけど、帰って。」