パパとママ はぁくんが
翔くんのおかあさんらしき人が
挨拶をしていた。


私は和室が気になって仕方ない。


「未来ちゃんね。
翔の母親です。
よく来てくれたわね。」


優しそうな笑顔
でも瞼が腫れあがっていた。


「翔登も会いたがってるわ。
早く会ってあげて・・・・」



でも足がすくんだ。


和室にいるのが
翔くんなら
私は現実を認めることになる。


「未来?」


はぁくんが私の背中を後から
優しく押してくれた。


「先生 待ってんだぞ。
しっかりしろ。
今一番会いたいのは
未来なんだからさ・・・・」


一歩一歩踏み出した。


翔くんと私の結末


越えなきゃいけない壁を・・・・