泣きつかれて寝てしまったんだ。


目が覚めて闇の中で
私は恐ろしくなった。


夏なのに
ひんやりとしている夜


  ん??

私の体の上に
タオルケットがかけられてる。


闇に目が慣れてきて
周りを見渡すと
少し離れたところに
はぁくんの姿が見えた。



「どうした?
目さめたのか?」




「はぁくんどうしたの。」




「おばさんが見てきてって
言ったから
きたら寝てたからさ……」



「ありがとう…」



「辛いな……」

はぁくんが私を見つめた。



「明日さ
俺もついていっていい?」



「え?」



「先生って人を
知りたくなったんだ……」



「うん・・・・」



静かな時間が流れる・・・・・