片づけをしていて
長いテーブルを持って
つまづいて
足首をひねった。



「保健の佐藤先生は帰ったって~」



「大丈夫だよ
ちょっとひねっただけだし
帰って湿布するから~」


「中野はおっちょこちょいだな」


翔くんが少し
怒ったように言った。


「未来はけっこう
得意だよね~おっちょこちょい」


みんな爆笑



「先生 未来送ってあげてね。」



「だな…仕方ない
家まで千円で乗せてやる。」



「ケチ~」
みんなが爆笑している。



  ちょっとラッキー!!


翔くんが片づけをしてる間
先に車に乗って待っていた。


翔くんの車
あの空港以来だったな……


シートに寝転んだ……


あの残されたメモは彼女だったのかな


急にあのメモを思い出した。