同じ生徒会の一年生の子と
踊りながら
打ち合わせをしていたら
次の相手が


はぁくんなのに気がついた。


 そっか一年生だから…


私は顔をそむけて
はぁくんの前に立った。

そんな私の手を優しくとって
音楽に合わせて踊りだす。


はぁくんとこうして
触れあったの久しぶりだ…
今まではあたり前で
なんの間違いもなかった二人


今はぎくしゃくしてる。



「未来…頑張ってんだな。
眩しいよ。
俺さ…すごく未来がうらやましい…
もう俺の手の届く昔の
甘ちゃんじゃないんだな……」


耳もとで囁いた。


「これからは…
もう大丈夫、はぁくんに
頼らなくても
まっすぐ歩けるから…」


日ごろの恨みを
+して私はそう言い返した。


 あの頃の泣き虫じゃない


はぁくんの裏切りになんて
負けないんだから……


まっすぐ前を見据えて
次の人とチェンジした。