「中野のそういうとこ
めっちゃ可愛いわ~」


先生がツボに入ったらしく
涙目になっていた。


「そういうとこって・・・・」



「おまえはそうやって
一生懸命でそういうとこ
ほんと可愛いと思うよ。
生徒会でも学校でもこれからも
俺を支えてくれよな~」



「先生・・・」


先生の手が私の頭に触れた。


「また痩せたな?
ちゃんと食べないといい
おかあさんになれないぞ。」



「う・・・
もう…おかあさんになんて
ならなくていいの。」


 だって…結婚破棄されたもん


「バイクに乗りたいな~」


先生のピカピカのバイクが
眩しかった。



先生なら
はぁくんのこと忘れさせてくれる?



そんなどーしよーもないこと
考えている。