「陽菜が1人だと寂しいかなって思ったから、一緒にかえろっ」
顔は見えないけど、きっと笑ってるんだろうな♪
やっぱり年上っぽくないし、智晴の性格好きだな〜
そう思っていると、智晴は抱きつくのをやめて、あたしの手をつなぐと歩き出した。
「智晴?智晴ってぎゅうってするのとか手つなぐの好きだよね?」
初めて会ったときはそんなことなかったけど、仲良くなるにつれてそうゆうのが多くなった。
「ん〜とね?陽菜といると落ち着くし、ぎゅうってしたくなるのっ!陽菜はやだ?」
やだ?なんて!
しゅんっと子犬みたいにあたしを見る智晴。
「嫌じゃないよっ!!癒されちゃう!!」
そう言うと
嬉しそうに笑ってまた歩き出した。
.