チェーンをつけて廉の首に掛けた

「遅かったね」

「指輪に合うチェーンがなかなか見つからなくって」

「これでずっと着けれるね!」

「そうだな、羽実とずっと一緒だな」

「うん…」

「ねぇ、廉?私の事好き?」

「好きだよ」

「廉は真っ直ぐだね」

「羽実は?」

「好き…」

恥ずかしくって下を向いた私に廉は優しくて長いキスをした

「…もう 帰らなきゃ」

「…」

初めて廉が黙って私達は水族館の前で手を離せずにいた

「廉、もう行くね」

「送ってくよ」

「ううん…ここでいい…お願い…」

「…」

廉の手を話して私は歩きだす

廉の視線が痛い

私は振り向いて

「れーーん!またねー!」

私は精一杯の笑顔で廉に手を振った

廉も笑顔に変わって手を振ってくれた

私は廉でいっぱいで、恋がこんなに切なくて嬉しくて恥ずかしくて…

廉、ごめんね

私 しなきゃいけない事があるの

廉…廉…


またね…