「華、お前子供扱いされてんのわかんねぇの?」

渚が呆れ顔で見てくる。
他の皆も、笑いながら見ていた。


「ちょ、皆笑わないでよー!」

私の抗議に笑いは一層激しくなる。

私も、少しずつ顔が緩んだ。




“チーム”の騒動から一年


あの頃と、何もかも変わってしまったけど



この平和が、ずっと続きますようにーーー



「…あれ?」

私はある人が居ないことに気付く。教室どこ見渡しても、ドコにもいない。


「海はーーー?」