「…マケタ。」


機械的にそう呟くと




『楠木』はその場に倒れていった。



「楠木!」



俺達は急いで楠木に駆け寄る。


「…気失ってるだけだ。」




stayの言葉に俺は安堵の息を吐いた。



良かった…





視界に入った白い光




俺達が視線を向けた先にはーー



「來?」