私は裏庭を眺める。

楽しそうにバスケをしてる海


今…海は幸せなんだ


「華先輩の選択は間違ってなかったってことですよ。



それでは。」

楠木さんはアッサリ言って、廊下を歩いていった。


私はもう一度、窓から海を見渡す。


「…海。」

海が幸せで良かった

私の選択は間違ってない


けどーー


「私は辛いよ…海。」

私の言葉は、静かに響き渡った。