みんなのとこに戻ると、じとーっとした目でこっちを見てきた。


「なんでりんと恵瑠だけで話すねん!!ウチも入れてよ!!」


「ごめんごめん。まぁまたらんには話すからさぁ。な?機嫌直してーな」


「えー俺も知りたい」


「え、春くんはだめ!!」


「えーなんで?」


「絶対司に言うじゃん!!」


「なっ…なんで俺に聞かれちゃまずいんだよ!!」


「司はだめ!!笑われるのが目に見えてる」


「笑われるよーなことか」


「ちがっ…そういうわけじゃない!!」


「じゃーどういうわけ?」


「司には関係ないもん!」


「んだとテメー!!」


言い合いしているあたしたちを、また春くんたちは見ていたらしくて。


「…なんか、いつも通り…って感じ?」


「やっぱこれが平和よな…な、春ちゃん」


「だよなぁ…おれさ、この組み合わせが一番好きなんだよな…」


…そんな会話をしていたことを、あたしは知らない。