【瑠輝 SIDE】


あの時、君が下を向いて歩いてなかったら


俺達ゎ、ただの通行人で他人のままだったかもしれない。


一週間前――。


俺ゎ、朝寝坊して昼から会社に行く事になった。


あー。まぢ最悪…


寝坊とか、ありえねぇー。


いつもの、仕事に行く時に歩く道。
最初ゎかなり迷ったけど、今ゎ、かなり慣れてる。


「…この道の風景、なんか飽きた」


ダメだ俺。独り言ってるし。


…ん? 何でこの時間に女子高生が?


しかも何か、めっちゃ残念そうな顔してるし。


面白っ。















この時ゎ、気づいてなかった。
もっと早く気付いとけばよかった。


君が、あの時の君だったなんて…。