ねぇ気づいてた??
私はあなたのことが好き。
でもあなたは私じゃなくいつも別のあの子を見てるの。
私はそれが辛くって・・・
ねぇヤッパ私にはあなたしかいないんだよ・・・。

―上原奈緒―
普通の高校1年生。
それなりに恋もしてきた。
まぁ人から言えばすごく一途な女の子。

「奈ー緒!」
「何?」
「チィビ!!」
「はっ?!意味わかんないよ。那都のアホ!!」
本当はこんなこと言いたくない・・・。
でもこう言い返さないと那都に気づかれそうだから―

―放課後―
私が教室に言ってるとき、ひそひそ話し声が聞こえてきた。
なんだろうと思って聞いてみた。
「奈緒って芽衣が那都のこと好きなの知ってて、
 あんなに那都と仲良くしてて芽衣の気持ち考えたことあるのかな??」
芽衣の気持ち??
私・・・そんな事全然知らなかった。
芽衣も那都が好きだったんだぁ。


私、何やってんだろう??


そして私はコンビニによって肉まんを買って食べていた。
するとそこに那都が来た。
「那都何でココにいんの??」
「いたらダメなわけ?」
「ううん、別に・・・」
「奈緒・・・」
「な・・・に?」
那都の顔が近い!!!!
私に心臓はバクバクだった。
「ココについてる」
「へっ・・・」
「ガキだなww」

ガキ・・・かぁ