「エリ!!あんたまだナツに言ってないらしいじゃない!!
いい加減言ってあげなさいよ!!」

嫌よ……


あたしの大好きなお姉ちゃん(ナツ)がどっかの知らないおっさんと結婚だなんて...


「ナツ、エリがごめんね。

誰に似てこんな強情になったのか…」


「いいよ。エリが言ってくれないのは寂しいけど、
マサトもいるから今日は帰るね」

「お邪魔しました。エリちゃんまたね」

ふーんっだ!!

でも…… 

いや!!

お姉ちゃんがあんな顔するなんてやだ!!


「お姉ちゃん!!」


「エリ?」


「……結婚、おめでとう。
………よ…よかったね!!」


「エリ!!ありがとう!!」

ギューッ 

「わ!ちょ苦しいよ。
………マサトさん、お姉ちゃんをよろしくお願いします」


「わかったよ。
ナツ、ほらエリちゃんから離れて。
かえるよ!」


「やだーエリと居たいー」


「お姉ちゃん、マサトさんが困るから、帰ろ?」

コクン 

「うん。わかった……
エリまた来るからね!!」


「うん♪またね。」


言えてよかったな

お姉ちゃん、マサトさん 

結婚おめでとう


―END―