「まだ、熱下がらないか」 苦しそうに眠る琴葉のベッドに腰掛け、独り言をつぶやいてみる。 そういえば、ずっと気になっていることがある。 琴葉に猫が届けられた時に、琴葉が引き出しに隠した手紙… どうして隠したんだ? 俺に見られたくない何かが書かれていたとしか考えられない。 俺はその手紙を見るかどうか迷った。 見れば全ての真相が分かるのではないか、と思う反面、勝手に見るのは駄目だとも思う。 だけど、このままじゃ何も変わらない。 琴葉の命が危ないだけだ…