「「結花ー!! 亜恵ー!! 」」
その声に隙をついて、あたしを蹴り飛ばした結花。
「あうっ!! ヒドイ結花さん…」
まるで、悲劇のヒロインのように泣きマネをするあたしを見てより一層ウザイと思ってる結花
「おのぞみなら、何回でも蹴り飛ばすけど?」
殺意にみちあふれたその目にさすがにヤバいと思ったあたしはさっと自分の席に戻った。
そんな所に風のように現れた。
「「ビッグニュースですわ!!」」
綺麗に一致する言葉と動きをする双子
「どっ、どうしたの?! 樹理(ジュリ)、樹音(ジュネ)」
とても慌てながら来た、樹理と樹音を落ちかせようとする結花
「そうだよ、どうしたの?!」
いつも、優雅な二人がこんなに興奮するなんて珍しかった