「せっ、狭い〜!!」




猫ちゃんが行くルートなんて険しいって…分かってたけど…




狭い…!!




そんなあたしにお構い無しにどんどん進んで行く猫ちゃん…




「あ、待ってー!!」




あたしは、必死に猫ちゃんの後を追っかけた




「やっ、と!! 通れたー!!」




っと喜んでいたのつかの間…



えっ…ここ、何処??



猫ちゃんを追いかけたのはいいけど…


左右、何処か分からない所に出るなんて…



しかも…薄暗いし…




て、てか…猫ちゃん何処??


っとキョロキョロしていると…



ニャー




っと、あたしを待っていたのかのようにあたしの目の前にいた




「待ってくれたの??ありがとう」




あたしがそう言うと、猫ちゃんはニャーっと鳴きながら歩いて行った…



それを、あたしは追いかけて行った




学校の近くにこんな所あったんだ…