「さくちゃん僕が優也だよ。」


私の耳元で呟いた。


振り向くとニコニコ微笑む茶髪の男子。


目が合うと優也は應也に見つからないように自分の耳を指差し次に應也の耳に指を差した。


ピアス………?


優也が綺麗なブルー。


應也が綺麗なレッド。


私は“ありがとう”口パクで伝えた。