「・・・優実?! 何で髪切っちゃったの? せっかく伸ばしてたのに・・」 「バレー部のきまりなんだって。」 あたしだって、切りたくなかったよ。 梢が大きな声で言ったから、 みんなが集まってきた。 「思い切ったね。」 「イメチェン?」 みんなが一気に話しかけてきたが、 あたしは笑顔で単々と流していた。 ふと視線をずらすと 三村君と目が合った。