「え?ラキ?こんな小さくなるの?」

私は、それを受け取って見てみる。

確かに、輝いてはいない星のラキ。

言われ通りに、首にかける。


「さて、どこから行く?」

リーバが聞いた。

「どこから行くって言われても…
パンフレットとかないの?」

「そんな物はない!」

「そんな威張って言わなくても…」


何があるかわからない所で
どこから行くなんて言われも
返答に困るだけじゃない。


そう思いながらも
遊園地内を見渡す。

「あっ、アレ!」


私は、ひとつの乗り物を指差す。

それは、昔から大好きな乗り物。


空中ブランコ。


暑い夏なんかは、最高なんだよね。

風を切って涼しくて…