「あすみに気の合う星って言ったでしょ。」

しかも、なんか喋った!


眩しい光に、目を細めていると

「早く、その星に乗りなよ。」


光が消えた先から
真っ白で丸い形をしたタンバリン?

がフワフワと浮かびながら喋っている。


「乗る?コレに?何で?」


「だって、あすみが呼んだんでしょ!」

「呼んだ?私が?」


「そう。」

「でも…」

「いいから、つべこべ言ってないで乗れ!」


ドン!


しびれを切らしたかの様に

私はそのタンバリンに押され

ドロ舟の星に乗っかる。


「さぁ、しゅぱぁ~つ!」

タンバリンがシャンシャンと音を鳴らす と
星が動き出す。

「うわぁ!?」


思わず叫ぶ私。


「あすみ、しっかり捕まってろよ。」

タンバリンが言う。