俺が逞を好きだと自覚したのは、高2の頃だった。
その前から、カッコいいとは思っていたけど、それが恋だとは気付かなかった。
その日の放課後、日直のため先生から持ってくるように頼まれた資料を職員室へと届けようと、3階から2階へ階段を降りて行った。
それ程チビではないが、たくさんの資料を持っていた俺は、前がよく見えず足を踏み外してしまった。
バサバサバサッ……!
資料と一緒に、俺は階段から廊下へと落ちていく。
「うわっ……!」
やべぇ、ちょっと高いぞ!?こりゃ、絶対にいた……く、ない?
何で?絶対に痛いはずだよな?
「智。……大丈夫か?」
聞き慣れた声。
……逞??
閉じていた目をゆっくりと開ける。
そこにはやっぱり、逞がいた。
その前から、カッコいいとは思っていたけど、それが恋だとは気付かなかった。
その日の放課後、日直のため先生から持ってくるように頼まれた資料を職員室へと届けようと、3階から2階へ階段を降りて行った。
それ程チビではないが、たくさんの資料を持っていた俺は、前がよく見えず足を踏み外してしまった。
バサバサバサッ……!
資料と一緒に、俺は階段から廊下へと落ちていく。
「うわっ……!」
やべぇ、ちょっと高いぞ!?こりゃ、絶対にいた……く、ない?
何で?絶対に痛いはずだよな?
「智。……大丈夫か?」
聞き慣れた声。
……逞??
閉じていた目をゆっくりと開ける。
そこにはやっぱり、逞がいた。