「はぁ?教えるわけねぇーだろ。」

そら、来た。

その返答ムカつくんじゃボケッー!!

「んじゃあ、諦めたまえ。」

ふほほって笑うと慶詩に火が付いたのか、

「てめぇーは何願ったか言えよ?」

はぁい?

何故にあたしが出るのだ。

「俺の願い事言ったらてめぇーとターヤンの

願い事吐けっつってんだ。」

どうしてそうなるのだ。

「い、嫌だっ!!」

それは恥ずかしいわ。

羞恥心曝け出したようなものじゃない。

「俺はだな」

「ビックリボディーになれますようにだ!!

母様を越した女になるで手を打つ。」

本当の願いは別にあるけど。

「はぁ?」

慶詩が馬鹿にしたような目であたしを見る。

「あたしの願い事だよ・・・ほっほ」

「おめーの発言には毎度度肝を抜かされるな。」

金髪ライオンがため息を吐く。

校舎に入って階段を登る。

「そんで、慶詩の願い事は?」

つい先走って自分の願い事言ってしまったでは

ないですか。

本当のことを伏せることが言えて満足した。

「・・・・・大したことじゃねぇよ。」

そう言われてもあたしだけを犠牲に

したと言うんか!!

「言え、いや吐くんだ!!

あたしだけ羞恥を曝け出したなどという

ことがあっちゃ許さんぞ。」

もう動揺して違うこと言っても恥ずかしさ

増長中なんだからね。

「やっぱ、言うのやめるわ。」

あんた、最低だよっ!!

あたしだけが曝け出すとかムキィィィッー!!