絶対に口には出さないがな。

「ところで、さっき言ってなかったか。

ターヤンの願い事って何だよ?」

それを今出しちゃいますか?

そうね、女に二言はないわ。

でも、プライバシーの侵害で訴えられないかしら?

「そ、それはナル君にこっそり教えてあげる作戦だった

のだ!!はっはは、はははははっ・・・・・」

何よ、その人を哀れむような感じで!!

腰に手を当てて笑った態勢を崩す。

「おめー、ナルにだけ教えるってどういうことだ?」

金髪ライオンめ、口答えをするなどという高度

なハイテク技術を駆使してきたわね。

「ナル君の可愛さ免じてよ。

金髪ヤンキーに教えることなんてないわ。

そらぁ、あっち行けっ。」

そして、あたしも高度な逃げるをコマンドした。

これでこのゲームクリアよ。

「あん?やんのかオラっ」

ひぃぃっー!!

本気モード来ちまった。

そっち系の勝負はゲームだけでお願いしたい。

「じょ、女子に暴力反対ー!」

オロオロしながら慶詩から逃走を図る。

これぞ、逃走中よ!!

ハンターはあの金髪ライオン。

アイツから逃げれば賞金が・・・・

いくら貰えるのかしら?

しばらく、我慢しようと思ってたDVDがごっそり

買えるではないかね!!

「つうか、トリップすんなよ・・・」

どうしましょう、黒毛和牛で祝杯をあげましょうか。

ほっほっほほ。

「おめー、女じゃねぇーだろ。」

な、なぬ?

その口に泥団子詰めてやるわよ。

待ってなさい。

今、特大の泥団子を作ってお見舞いして

あげるから・・・やってやるわ。

このあたしを怒らせた罰よ!!