コンビニに着いたらダッシュでアイスコーナーに
1人走った。
「ヒヨリン、可愛いっー」
「ガキかよっ」
後ろをゾロゾロ歩くみんながコンビニに入ると
今まで居た人たちがみんな出て行ってしまった。
「あ、あったー!!」
あたしが3時間歩き求めたアイスちゃん。
パ○コの白いヤツを手に握る。
ずっと会いたかったよ!!
君に会うためにあたしの3時間は無駄に過ごしたさ。
一目散でレジで会計してみんなを待つことにした。
他に用事はなかったし、端っこでまだかなと思って
待っていた。
それにしても店内が急に無人になった。
貸切みたいですごい優越感だ。
っていうか、早くしてくんないかな。
アイス溶けちゃうじゃないか。
折角買ったのに溶けたらアイスと言えない。
待ちぼうけしていたら数分後みんな買い物を
済ませて集合した。
コンビニの前で食べるのも何か変だねって話で
マンションの近くにある緑ヶ丘公園に寄った。
「あのさ、今何時だろうか?」
すごい眠たい。
あたしの体力が限界まできている。
「11時過ぎてる。」
「げっ、門限過ぎてるよ!!」
どうりで眠たいわけだ。
「門限あったの?」
「あたしが決めた門限だ。
しかし、厳密に言うと10時半だ。
11時には就寝している。」
そういえば、何か忘れてるような。
「早くねぇか!?」
「朝は6時に起きている。
最近は太極拳をやることにハマっている。」
「ババアか!?」
し、失礼な!!
マダムたちの怒りを買ったぞ。