確かに頼りにしてもいいよって言った後に

こけそうになるとか冗談でも笑い話になる。

「今の本気で転んだんだけど・・・」

凹んだよ!!

その3トリオ解散してくれ。

ちぃー君、ボーっとしてる癖に気付くんだね。

瞬発力がいいのかもしれない。

ジーッとちぃー君を見た。

「何?」

いや、ちぃー君は相変わらず超絶美形ですよね。

もう顔面に何かされたらあたしが相手の顔面に

爆弾投下してやろうと思うよ。

「ちぃー君、いつも眠そうなのに今日はキリっと

してるなって何か心境の変化でもあったのですか?」

ちぃー君はキョトンとしていた。

「別に・・・・・」

ちぃー君はそっぽを向く。

何か、すごい反抗期を迎えた息子を持った気持ちだ。

これがその気持ちだって言うのね!

「あわわわわわっ、」

「お前、何がしたい?」

ちぃー君、そんな冷たい目で見ないで下さいよ。

「め、めげないわ!」

「・・・・馨、コンビニどこ?」

む、無視ですか!?

これは本格的な反抗期が到来したということね。

「ちぃー君、反抗期反対!!

断固反対運動をすることを誓います。

旗を持って行進するよっ!!

なんなら、ケーキを持って入場しちゃうよ!!」

ケーキは生クリームたっぷりめです。

「ケーキだけ置いてけ。」

「なっ、そんなの駄目です!

分かった、生クリームたっぷりの大福も付けちゃう。」

大福にそそられたのかちぃー君にジーッと見つめられる。

「ちぃーさんを食べ物で釣るんじゃねぇーよ。」

「つ、釣ってなどいない!!」

伊織君はちぃー君の首に腕を巻き付ける。

本当に仲が良いな。