やっちゃんさん大爆笑と言うね。

「あの、いいです!!

受け取るわけには行きません。

こんな大金汗水垂らしたやっちゃんさんの努力の結晶の

お金をあたしが使ったらバチが当たります。」

恐ろしすぎてやっちゃんさんに返した。

「えっ、おじさん親戚の小っちゃい子にあげる

気持ちだったんだけど。」

「小っちゃい子にそんな大金渡すのですか!?」

しかも裸で渡すのか!?

それこそ想像しただけで末恐ろしい。

「日和ちゃん、相変わらずブレないねー。」

やっちゃんさん笑ってるところじゃないよね!!

「ヒヨリン、お年玉貰ったりしないの?」

ナル君、そりゃありますとも。

「でも、こんな何もない日にだよ!!

何かの災いが起こる前触れだ。」

「日和ちゃん、落ちつこうね。」

馨君がクスクス笑ってる。

「貰えば良かったじゃん。」

ユウヤがぎゃははって笑ってる。

「おめぇ、惜しいことしたぞ!!」

「えっ?」

金髪ライオンそれはどういうことです?

「やっちゃんが金出すとか見たことねぇな。」

い、伊織君!?

「やっちゃんさんはまさかあしながおじさん

になりたいのですか?」

十分、長いとは思いますよ。

「いや、日和ちゃんは特別ね。

可愛いし、面白いし、何かね甘やかしてあげたいって

ターヤンとよく話すんだよね。」

「…それ喜んで良いのですか!?」

まぁ、喜ぶべきか。

ニタリと笑うとやっちゃんさんがツボに

入ったらしくそれから笑いっぱなしだった。

「おい、行くぞ。」

ちぃー君がリビングの扉を開けたのを見て、

にっこり頷いた。