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な、何か空気が可笑しくないか!?

あたしの登場で一気に変な空気が流れている!!

ど、どうしよう、さっきのが良くなかったのかな?

アワアワしていた。

もうパニック寸前に陥るところだった。

「アイス食うか?」

へっ!?

今何と?

ちぃー君はソファーから立ち上がる。

「いきなりビックリなんですけど!?」

まぁ、食べたいよ。

そりゃ、そのために出たわけだしね。

そのまま、ちぃー君は冷凍庫を漁る。

「ちぃー君が活動している!!」

それはもうアメリカが本当は大きな

大陸だったというぐらいの驚きだった。

「ない。」

ちぃー君、明らかにテンションダウンだね。

すごい期待させて奈落の底に落とされた気分だよ!!

「(`^´)」

うん、拗ねてるんだね。

そんなにアイス食べたかったんだね。

分かるよ、それあたしも今そんな気持ちだ。

「アイス買いに行くぞ。」

えっええええー!?

そんなに食べたかったの?

ちぃー君の様子にやっちゃんさんが1人爆笑している。

「あの、ちぃー君今から買いに行くんですか?」

「(・_・)」

うん、何かもうちぃー君のペースだ。

「それじゃあ、日和ちゃん。

お小遣いあげるから買っといで。」

えっ!?

やっちゃんさんから諭吉を手渡された。

「わ、ワイロだ!?」

やっちゃんさんに貰うとワイロみたいだった。

しかも、諭吉って大金じゃないか!!