「ふへへっ、うん。

気を付けてるつもりなんだけどね、

どうもあたしには悪霊が憑りついてるみたいなんだ!」

これは腕のいい霊媒師に悪霊退散してもらわなきゃ

いけないところよね。

「いや、違うだろ!」

伊織君、悪霊は早めに除霊してもらった方がいい

んだって話だよ!?

「えっ!?まさかの貧乏神降臨!?

どうしよう、それは想定外だった!!

どこにお祓いしてもらうべきだ?

お寺巡りの旅に出かけようかな…」

「・・・ひよこ、どうしたらそうなる?」

京君、あたしは真剣に悩んでいる。

結構前から悩んでいるのだ。

「神様の井戸端会議ってどうやって

乱入出来ると思う?」

やっぱり、神様自体に直談判するべきよね。

「京、コイツの妄想ワールドは今に始まった

ことじゃねぇ。」

「ねぇ、神様は何語を話すと思うか?」

「おめぇの妄想に付き合ってられっか!!」

金髪ライオンが暴力ライオンに変貌した。

「ひ、酷いじゃないか!!

これでも立派な怪我人だぞ!?」

「おめぇの脳の方が心配だな!!」

なっ、あたしの脳は平常運転中だ。

「脳外科紹介してやろうか?」

「なっ、伊織君には肺を検査する

ことを勧める!!」

その真っ暗な肺を隅々まで見て

もらうといいさ。

「そういうんじゃねぇだろ!!」

ユウヤのパワフルさに驚愕する。

声がビックリでした。

近所からの苦情が来るのではと思っていたら、

「ヒヨリンは事の重大さを分かってねぇ!!

いいか、こんなことで済んで良かったのは

ヒヨリンが普通じゃなかっただけの話で何度も

こんな奇跡は起こらないんだからな。」

ゆ、ユウヤが怒った!!