「それで、顔見られたのか?」
ちぃー君、機嫌悪いんだね!?
そうなんでしょ!!
甘いものでも没収されたんでしょ!!
「クルミちゃんが眼鏡掛けた方がいいって
言ってて貸してもらってフードを被せられた
から多分分からないかと思います。」
やっちゃんさんはポンと手を叩く。
「それで眼鏡掛けてたんだ。
いや、日和ちゃんいつもと雰囲気違って
一瞬誰だって思ったんだよね。」
「眼鏡は似合わないと言われたことあります。」
前に眼鏡を掛けた時にサユに似合わないから
やめなさいって言われたんだ。
特別目が悪いわけでもなかったけどね。
「えっ、そう?
何かすごい可愛い子だって思ったけど。」
「やっちゃんさん、眼科をお勧めします!!
行きつけの良い診療してくれるところがありますよ。
きちんと診て貰った方がいい。
そして、そのサングラスが何か駄目な気がする!!」
「そこまで否定しちゃうの!?」
やっちゃんさんとのやり取りが大好きだ。
「待てやコラッ勝手に話の流れ変えるなよな。」
慶詩、実にイライラしているね。
「その口調やめてくれない!!
待てやコラって何かずっと言われ続けたから
もう聞きたくないうんざりするんですけど!!」
はっきり言う性格です。
「おめぇ、焼き鳥にしてやろうか?」
ひぃぃっー!!
ここに悪い金髪居ます。
「慶詩!!ヒヨリンを苛めるな。
ヒヨリン、怖かったろ?」
な、ナル君!!
君だけは天使です。
あたしのエンジェル君です。
「えへへっ、心配して帰ってきてくれたんだよね?
何かそれを聞いてしまったらちょっと嬉しかった。」
ちょっとだけな!!