それってどうなんだろう?

あたし自身気にしなくても周りからしたら

ダサい子だと思うんだろうな。

周りの目はあまり気にならないけど、

さすがに女の子に見えなかったら困るわ。

何かデシャブ。

こんなことあったような気もしなくはないよ。

「ひよっち、意外と走れんじゃん。」

「クルミちゃんこそ。」

女はやる時やれるものなんです。

ぜいぜい言ってる後ろの男なんて情けない。

やっぱり、女は強い生き物です。

母さんが言い張るのもよく分かります。

「待てやオラッ―!!」

威嚇だけ出来ればいいってもんじゃない。

待てと言われて待つヤツが居るわけない。

さっきから待てと言い張るが逃げているわけで

待つわけない。

それぐらい、理解して欲しい。

というか、そんなことすら分からないとか…

救いようがない。

「そういえば、クルミちゃん彼氏居ませんでしたか?」

「このことは内緒なんだよね。」

えええっええー!!

隠し事じゃないですか。

「今後はこのようなことにならないよう気を付けて

下さいね。」

「そうだね、この機にやめる。」

そうして頂きたい。

食べ物に釣られちゃ駄目だよ!

って、あたしも食べ物に釣られるから良い教訓

になったと思う。

「クルミちゃんにはお友達がたくさん居ます。

クルミちゃんを危ない目に遭わせる方は本当の

お友達とは言えないのではないですか?」

厳しいこと言うようだが、心を鬼にしないと。

クルミちゃんのためにならないわ。

いろんな子と仲良く出来るクルミちゃんは

すごく社交的であたしとは全然違うタイプだけど、

クルミちゃんをこんな目に遭わせる友達は果たして

本当に友達と言えるのか謎だ。