下に行くと金髪ライオンがまたもや紙袋
を持っていてサユと2人で引くことになった。
これは一体何を決めるヤツですか?
「ヒヨリン、よっちゃん頑張ろうぜ!」
とても嫌な予感しかしないのだが?
サユが羨ましい限りだ。
馨君とナル君なんて良いペアなの!!
それに比べてあたしは頼りがいゼロに
近い男よっちゃんと・・・さっき脅かして
きやがったユウヤというね。
くじ運の微妙さに何とも言えないや。
他のメンバーは脅かし役とかなんちゃら
言ってたけど。
どうやら、コースはさっきサユとの散歩
道コースらしい。
「な、何で急に肝試し?」
そんな予定が組み込まれていたとは知らなかった。
「あー、何か慶詩さんがヒヨリン怖がるだろうから
って言ってたな。」
よっちゃん、それは金髪ライオンの勘違いだ。
肝試しは全然怖くないもん。
心霊現象が駄目なんだもん。
「よっちゃん、あの祠まで結構道のりあるよ?」
マジで祠まで行かなきゃ駄目なの?
あたし、心霊現象が起きたら逃げるよ。
よっちゃんもユウヤも置いて1人逃げ帰るから!!
「そんでも、行くんだってよ。
慶詩さんの言うことには逆らえねぇんだ。」
ど、どうして!?
慶詩の野郎のことなんて無視でいい!!
その崇拝は何故ですかい?
先に行ったメンバーがどんどん帰って来る。
サユと馨君ナル君ペアが行ってます。
サユは怖いのに関しては平気な方なんだよね。
ナル君はずっと馨君に引っ付いてたのを
見ても多分苦手なんだろうな。
暗いのが駄目みたいなこと言ってたから
怖がってなきゃいいけど。
とりあえず、馨君が居るから今はあたしが
ナル君を助けに行かなくても大丈夫だろう!