森にやってきた猫が森のクマさんに出会う。

『大きなクマさん、こんにちわ』

きゅ、キュートだわ。

妄想ではあたしがキュートになれるのね!

『可愛い猫さん、こんにちわ』

か、可愛いだなんて!!

舞い上がるじゃないか。

※もう勝手にやってくれ。

『今日は一緒にダンスでも踊ってくれないかしら?』

何て積極的なの!?

それが猫さんの性格ね。

にゃんにゃん言うものね。

やっぱり、あたしに猫は向いてなかったわ。

猫辞めます。

猫の着ぐるみを脱いでうさ耳を付けました。

『クマさん、一緒にお遣い行きましょう?』

やっぱりうさぎさんしっくりくるわ。

『いいけど、お供になればいいの?』

クマさんという護衛にも似た逞しい人を

横に連れ添ってのお遣いなら何が来ても

怖くないわ!

『うん、そうしたいの!お願いしてもいい?』

『いいよ』

クマさんは優しく笑って手を差し出してくれたのでした。

いいっ!!

ここから、クマさんの戦闘シーンが出てくると言うわけね。

さて、タイトルは何がいいかしら?

モックマでいいんじゃないか!?

すごく良い感じに纏まった。

我ながらいいネーミングセンスだ。

※どうだかな。

リ○ックマに対抗するにはやっぱりモックマで

勝負よ!!時代は最先端にキテるに違いない。

バシッ。

「日和、いつまでやってるのかな?

もっくんが困って助け求めてきたじゃない!!」

ひっぃぃー!!

さーちゃんが怒りん坊さんに大変身。

もっくん、酷いわ。

あたしの妄想劇はこれから面白いところ

に行く予定だったのよ!!