着いた瞬間腰を抜かしそうだった。

な、何て大きな別荘なの!?

すごく綺麗だし、森の中のお家みたい。

こんなところに住んでみたいものだ。

「もしかして、あっちの森でキャンプでも

するんですか?」

別荘の奥が森になっている。

あんな大きな別荘なわけない。

絶対にあるわけない!!

「いや、こっちであってるよ。

日和ちゃんとサユリちゃんは

3階の角部屋に荷物が置いてあるから。」

な、何階建てだよ!!

「あのここはどういった方の?」

ありえないでしょ?

誰の家の別荘なの!!

「まぁ、気にしないで。

知り合いのってことでいい?」

な、謎が深まる一方です。

やっちゃんさんはサングラスで見えない

瞳の奥に謎を生み出した。

あんまり詮索しちゃいけないのね。

それにしても、3階の角部屋最高!!

ベットが2つあってサユと一旦ベットに

ダイブした。

ゆっくりくつろいでるところでふと考えた。

そういえば、夕飯の準備はどうなってるのかしら?

サユと2人下に降りてみた。

「おっ、ヒヨリン、サユリンどうした?」

ももっちが包丁持ってると怖い。

「な、何をする気だ!?」

迫力倍増で腰抜けそうだ。

「日和、落ち着きなよ。」

サユは呆れてため息を吐く。

「何って、夕飯の手伝いしてるけど?」

ももっちが夕飯の準備だって?

熱でもあるんじゃないか?

それとも、明日はこの暑いのに雪でも

降るんだろうか?