そういえば、節電しないとな。

毎日、家に居るよりかはやっぱり図書館で

涼しく本読んでる方が過ごし方としては

いいかもしれないな。

「ヒヨリン、こっちに来なさい。」

ソファーの方に手招きするユウヤ。

何を企んでいるのだろうか?

そういえば、今日は可愛いナル君の姿も

おっとり京様もましてや馨君さえ居ない。

何て嫌なメンツだけが残ってしまったの?

何か、行きたくなくなった。

この4人を残すとは薄情者だあの3人!!

相変わらず、ちぃー君は寝息を立てて、

眠ってる。

睫毛の長さにビビりながらユウヤの隣に

腰を下ろす。

どっこいしょっとふぁー。

「声に出てるから。」

ユウヤ、そこは聞かなかったことにしてよ。

「ちぃー、起きろよ!」

いや、ユウヤ起こすなよ。

機嫌悪くなっちまうぞ。

ユウヤの声に眉間を寄せて、

んーと言いながら目を擦るちぃー君。

悪いがもう鼻血出しそうなんです。

ちぃー君、たまにありえないほどの

色気を振りまくんだよ。

伊織君は常にフェロモン出しまくりだし、

身体に悪いというか鼻に悪い。

「鼻が・・死んでしまう。」

ヤバいです、司令官。

赤血球君が押し寄せてきてます。

ストッパー死滅しました。

「てめぇーは勝手にトリップすんなや。」

あたしの妄想の邪魔しやがった!

金髪ライオンめ。

今からがいいところだったのに!

それから鼻血ではなく鼻水を出して、

身震いがした。

ここの部屋は何故こんなに寒いのだ!